2010年12月20日月曜日

均質化する国―日本

 今年のCDシングル売り上げランキングが発表された。その結果は、AKB48と嵐がTOP10を独占した。AKBはともかく、嵐がTOP10のうち6つも占める結果に。

 このことから思うのは、この国はあらゆるものが均質化しているのではないかということ。皆が同じように行動し、似たようなものを購入する。その結果、あらゆるものが均質化する。そして人も。

 そして、極めつけはモンスターハンターの売上本数が300万本を達成したことだ。いやぁ、楽しいのは分かるけどさ、みんなハマりすぎでしょ。皆が買うからおれも買う。そんな風な風潮がこの国で年々強まっている。

 均質化の一番怖いところは、多様性がなくなるということ。要するに、人と人が交わっても(あらゆる意味で)、似た者同士なので、何もそこから新しいものは生まれてこないということ。

 こんなことだから、最近の若者は内向き志向だとか言われる。皆考えていることが同じなのである。

 そのような状態の中で、他の人と違うことをしていけば、自然と自分の価値というのは高まるはずである。

2010年12月17日金曜日

努力賞

 いよいよ2010年も終わりに近づいてきた。今は修士論文の執筆と内定先の配属希望の調査への記入と色々と忙しい。

 最近、読書ブームについて思うことがよくある。スポーツ選手、芸能人(芸人)が読書家ですっていう雑誌をよく見かける。

けど、

たくさん本を読む=良いこと 

とは限らないと最近思う。インプット能力ばかり上げても、アウトプット能力が高くならなければ意味が無い。むしろ、アウトプットの効率を上げる努力も同時にすべきである。

要するに、娯楽としての本と勉強の為の本をしっかり区分し、勉強の本を読んだ後はその学んだことを実践すべきである。

自己啓発本はパラパラ読む程度でいいと思う。How to本なんて、チラ見で十分。

となると勉強の為の本を見つけるのは至難の技である。よって、そのような本を見つける事自体が勉強なのかもしれない。