2010年12月20日月曜日

均質化する国―日本

 今年のCDシングル売り上げランキングが発表された。その結果は、AKB48と嵐がTOP10を独占した。AKBはともかく、嵐がTOP10のうち6つも占める結果に。

 このことから思うのは、この国はあらゆるものが均質化しているのではないかということ。皆が同じように行動し、似たようなものを購入する。その結果、あらゆるものが均質化する。そして人も。

 そして、極めつけはモンスターハンターの売上本数が300万本を達成したことだ。いやぁ、楽しいのは分かるけどさ、みんなハマりすぎでしょ。皆が買うからおれも買う。そんな風な風潮がこの国で年々強まっている。

 均質化の一番怖いところは、多様性がなくなるということ。要するに、人と人が交わっても(あらゆる意味で)、似た者同士なので、何もそこから新しいものは生まれてこないということ。

 こんなことだから、最近の若者は内向き志向だとか言われる。皆考えていることが同じなのである。

 そのような状態の中で、他の人と違うことをしていけば、自然と自分の価値というのは高まるはずである。

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